2016年10月24日 更新

《七五三》知るともっと楽しくなる着物♪技法の種類『絞り』

晴れの日やちょっとした催事の時のお着物はどういった基準で選ばれてますか? もちろん『格』やその場のTPOに合わせた柄などをチョイスされているかと思いますが、それがいったいどういう物なのか?という事まで、理解されている方は多くないはず…ちょっとした着物知識を広げてみませんか

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『絞り』とは何でしょうか?

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お着物のイメージを左右する柄や色などを染色。
それらも技法によって映される柄の奥ゆかしさや柔らかさ煌びやかさが大きく異なります。普段はなんとなく全体の配色や柄を眺めるだけかもしれませんが、いざ自分やお子様が着るとなった場合、何がどういったものなのか知っておくと、お着物選びがもっと楽しく感じるかもしれませんよ♪♪
生地を糸で縛って、染剤が染みるのを防ぐことで柄付けをする染色法です。

絞り染めは簡単に染めることができますが、非常に目の細かいものは大変な技術を要します。

絞りの種類は数多くあり、代表的なものには、鹿の子、疋田、縫い締めなどがあります。

『格が云々』という事を仰る方もいらっしゃいますが

諸説から「総絞りは格が低い着物」と言う方もいらっしゃいます。

しかし、家紋が入れられないのはともかくとして、
江戸時代には庶民が着用を禁止されるほどの贅沢品であったことや
金糸・銀糸の刺繍や箔をほどこされた総絞りには
十分な光沢感があることなどを考えると、どうでしょうか?

そのような総絞りの生地で仕立てられた着物が
決して「格が低い」わけではないことが分かりますよね。
そもそも七五三はとても喜ばしいお祝い事ではありますが、あくまでもお子様が主役ですから。
当人が気に入った着物を着させてあげるのも、良い判断材料だと思います(‵・ω・´)
中には自身の家に伝わるお着物を着用されるご家庭もあるのではないでしょうか?
我が家の大切なお着物がどういった技法で造られた素敵なものか、知っておくとより大切に感じますよね♡

有名な『絞り』の種類

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鹿の子絞り

・鹿の子絞り…生地を細かく四角に寄せて糸でくくり防染し、地色を染める。できるのは四角く丸い小さな粒が散ったような模様で、これが小鹿の背中の白い斑点に見えることからこの名前がついた。このバリエーションで、鹿の子より模様が大きめの疋田(ひった)がある。鹿の子絞りには絹が多く使われる。
・京極鹿の子…京鹿の子、京極絞りとも呼ばれる。京都で染めた鹿の子絞りのことで、上等な絹で作られる。

疋田絞り

普通の鹿の子よりやや大型の四角形の絞りのことを指すといわれています。また、全国の織物や染物を研究した文化人、明石染人によれば、「疋田とは<全く>直(ひた)の音便で、疋田絞りとは鹿の子絞りを総絞りにしたもの。これを疋田鹿の子という」とあります。

縫い締め

代表的な平縫い〆絞り

代表的な平縫い〆絞り

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